2012年9月4日火曜日

『3歳児の記憶 ” 母編 ”』

3才の頃、住んでいた仮設住宅での事です。

昔、お風呂とトイレはどの家もほぼ外にありました。
その頃、お風呂には兄二人と3人で一緒に入ってました。
そして、お風呂場には電気がなく
ろうそくの明かりで入ったように思います。

子煩悩な父は、風呂の薪を焚きながら
子供達3人のからだを洗ってくれ世話をして入れてくれました。

一人ずつお風呂に入れるより
3人一緒に入れれば手間が一回で済みます。
子育て真っ只中の母と父の知恵です。

当時は、石鹸なども無かったと
記憶します。

子供達がお風呂から上がると私は抱きかかえられて
仮設住宅の母屋へ連れて行かれます。

母屋では母が着替えを準備していて
裸の私を父から母へ手渡されます。
風邪を引かないように母は素早く
着替えさせなければなりません。

~~~~が、この子は父の手から離れた瞬間の
親が目を放した隙に身を交わし
「キャ、キャ~~~~~~~~~!」 
と逃げ家中を逃げ回ります。
この頃から逃げ足が早かったようです。

幼児はよくこんな事をしますね?
お風呂上りが気持ちよくて
はしゃぐすがた・・・・
猿状態です。

私も同じでお風呂上りが気持ちよくて               
なかなか着替えなかった事を覚えてます。

風呂上りにスッポンポンでハシャギ回るのは
当時の習慣だったと思います。
追いかけて来る母を鬼ごっこように 「キャッキャキャ~~~~~~~~~!」 と
畳んである布団に飛び込んだり、楽しくて気持ち良くて・・・・・・・

でも母にとっては、なかなか言う事を聞かない子供を
悩みの種だったかもしれません。

今思うと、親は一日中仕事をして疲れていたと思います。

★そして母は、怒らずに言う事を聞かせる、ある " 名言 " を言ったのです。

その頃からこの子供は大きな悩みを持っていました。
すぐ上の兄に毎日苛められていたのです。

この子供の悩みを活かして母は、
★「ホラホラ早くしないと〇〇に~~~~から・・・・・・!」
    エッチな言葉で含まれていて、とても面白い言葉です。
  この言葉、あまりにも面白くて忘れられません。
  この言葉に私は、すぐに反応してパンツに足を通した事を覚えてます。
  大きなパンツでした。

何故、母は子供を叱らなかったのか?
叱って子供を泣かすと父に叱られるからです。
今思った事です。

この頃から母は、怒らずに言う事をきかせる知恵がついていったのでは・・・?

おばあさんと撮った写真!「ばばちゃん!」 と呼んでました。
なかなか貫禄のあるおばあさんでした。





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