2012年5月22日火曜日

『沖縄の戦士だった父の頬づり!』

よくある親が子供へする愛情表現です。

父も同じように、4人兄がいる末っ子に生まれた娘へ
頬づりをしてチュッチュっと・・・・・・・・・しつこいくらい
私は、「おっとさん!痛い、痛いよ~!」と言ってたのを覚えてます。
髭がゴシゴシと痛かったのです。
私達兄弟は父を「おっとさん!」と呼んでたんです。
「おっとさん!」は「父ちゃん!」より丁寧な呼び方です。
大きな家柄でしか使わないと思います。ここに家庭の複雑さが隠れています。

 

父は、子供達がまだ小さい頃
寝かせつかせる為、よく昔話をしてくれました。
「むかしむかしあるところに、おじいさんとおばあさんがいて
おじいさんは芝刈りに・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」といった感じで
"桃太郎や"浦島太郎"、花咲かじいさん"などの昔話

◆そして戦争の話を何回もしてくれました。
 私は生まれた時から戦争の恐ろしい話しを
 ず~~~~~~~~~~~~っと聞いてたんです。

◆今になって思うんですが、その戦争の話しで
 自分の生き方に影響があったんでは・・・・・・?と

”人はいつかは絶対に死ぬ!”
だから悔いなく生きなければならないと・・・・
そして今の平和な時代を有難く生きなければならないと・・・

父は左小指の下に銃弾の傷跡がありました。
その銃弾は腕を突き抜け、
肘の手前まで埋め込まれたようです。

怖かったと思います。
戦争末期、戦友は目の前で死に
死者の山だらけ・・・・そんな風景見た事ありあますか?
怖いですよ!
アメリカ軍に見つかれば殺されるんですから
父は孤独に逃げるしかなかったと思います。

◆父は気が小さい方だと思います。
 父は、子供達に勉強して欲しいと思っていたようですが
 言えないんです「勉強しろ!」と
 子供がいやがる事をかわいそうで言えないんです。
 それを私は知ってました。
  ★ふきは今が旬!子供の頃は食べれなかったけど今は好きです。
  こんな料理をよく父に作ってあげました。



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