”ぱっち” は方言で、”めんこ” の事を言います。
ガキ大将の頃は、近所の子を集め
”お寺で野球・缶蹴り・ドッジボール・陣取り・すみか作り・お医者さんごっこ・エビガニ釣り” とか
人数によって、いろんな遊びメニューを考えました。
これらの遊びは、ほぼ大人になって役立つと思います。
◆人数が少ない時は、よく”ぱっち”をやりました。
二人からできるからです。
ルールはいたって簡単で・・
四角い台の上に ”ぱっち” を置き
相手の ”ぱっち” を パチ~ンと四角い台から
振り落としたら、その ”ぱっち” は自分の物になるのです。
◆コツがあって、台の上に置いてある ”ぱっち”を
よく集中して見て、微かな隙間を見つけ、そこをめがけて
からだを低くして、パチ~ンと吹き飛ばすように・・・・
すると思いどおりに、相手の ”ぱっち” が地面に飛ばされてしまうのです。
それを練習し、得意でした。
近所の子が毎日のように、修行に遊びに来た時もあります。
たくさん段ボールに集まった ”ぱっち”!
◆私が中学1年になると、上の上の兄は
いきなり妹の教育に熱心になり、こう言うのです。
◆「もう、近所の子と遊ぶんじゃないぞ!」と
”うるせえな~” と思いました。
◆すると上の上の兄は、「この ”ぱっち” もいらないから燃やすからな!」と
私の目の前で、マッチに火を点けて燃やしてしまったのです。
ひどい事をすると思いました。わざわざ燃やさなくてもいいのに・・・
この野郎!と思いました。
そして兄は、言いました。「本を読め?」としつこく言いました。
★でもこの兄は、私が高校生になると学費として仕送りを毎月してくれたのでした。
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